いつも何気なく使っている網戸。
じつは見た目以上にけっこう汚れているのをご存知でしょうか?
「網戸に触れたら、おもいっきり指が汚れた!」
「そもそも網戸ってどう掃除するものなの?」
という経験や疑問があると思います。
網戸の汚れといっても、網のメッシュだけでなく、網戸のサッシやレールが汚れていることもありますね。
汚れを放っておくと、お部屋の汚れや網戸の故障に繋がるので、できれば定期的にそうじをしていただいたほうがよいでしょう。
そこで今回は、網戸のプロであるとりまるラボより、網戸が汚れてしまう理由と網戸のそうじ方法をお伝えします!
コンテンツ
網戸の掃除はなぜ必要なのか?
網戸は窓の外側に出ている以上どうしても汚れやすいものです。
「網戸は部屋の外に出ているし、本人が気にならなければ掃除しなくてもよいじゃないか?」
とお考えになるかもしれません。
でも汚れを放っておかない方がよい理由が2つあります。
- 網戸使用中にほこりが部屋に入ってくる
- そのほこりを知らずに吸ってしまう
からです。
網戸に付着した汚れは、風に乗り部屋の中へと侵入します。
部屋の中が汚れてしまうのはもちろん、網戸に付着するくらい軽いほこりなので、部屋の中で舞いやすく知らず知らずに吸い込んでしまうでしょう。
また、網戸の汚れはかならずしも外側からだけ付くとは限りません。
部屋の中からも網戸にほこりは付着するので、網戸は外側と内側の両方からキレイにするのがよいでしょう。
網戸が汚れる原因
では、網戸はどうして汚れてしまうのでしょうか?
その原因をみていきましょう!
網戸に付着する汚れはおもに3つです。
- 土汚れ
- 部屋のほこり
- 塩(海風)
以上が、汚れの主となるものです。
土
大雑把に土としましたが、おもに土ぼこり、黄砂、車の排気ガスだったり、ちいさな虫であったりします。
網戸の外側に付きやすい汚れですね。
網戸の汚れのメインとなるものです。
ほこり
部屋の中から網戸の内側に付くことが多いです。
室内のほこりが主ですが、タバコを吸われる方ならヤニもあります。
キッチン付近の網戸なら、油汚れもありますね。
この油汚れやタバコのヤニはやっかいで、放っておくとさらに外からの土汚れ、部屋の中からのほこりが付きやすくなり、ますます汚れを落としづらくなります。
塩(海風)
塩と表現しましたが、海風に含まれる塩分のことです。
塩分が網戸のメッシュというよりは、網戸のサッシやレールの汚れにつながります。
網戸のサッシはアルミであることがほとんどですが、潮風に含まれる塩分をアルミに付着させたままにさせてしまうと、アルミとはいえサビてくる原因となるでしょう。
汚れるだけならまだよいのですが、塩分を放置していると、アルミに塩サビが付着すると溶けてしまうこともあるんですね。
海辺の近くに住まわれている方なら、ご存知だと思います。
いわゆる塩害とよばれるものです。
海辺から5キロ圏内は塩害のおよぶ範囲といわれています。
網戸の掃除箇所と仕方
まえおきが長くなってしまいましたが、それでは網戸のそうじの仕方についてお伝えします。
網
まず最初は網戸のメッシュの汚れ落とし方法からです。
一番手軽なのは新聞紙を敷いて、その上に網戸をおき掃除機で吸う。
これはお手軽です。
網戸はわざわざ取り外さなくても大丈夫ですよ!
網戸の内側に新聞紙をあてがい、外側から(外側からおもに汚れが付着するので)掃除機で汚れを吸うとよいでしょう。
もちろん逆でも構いません。
掃除機のノズルは、床を吸うときに使うタイプのものを使うようにしましょう!
一回では吸いきれないこともあるので、何度か行うとよいです!
こちらの動画の最後に分かりやすく紹介されてました!後半の0:40のあたりです。
レール
レールの汚れは網戸のメッシュより目に付きやすいので、気が付きやすいですね。
レールやサッシにたまる汚れは、見て見ぬふりをしやすい箇所だったりしないですか?笑
レールにたまった汚れは、網戸の下部についてるローラーの動きを悪くしたり、網戸の故障の原因になります。
地味な作業ではありますが、汚れがたまる前に定期的にそうじしたい箇所ですね。
レールはドロとか葉っぱとかが多いですが、おおきな汚れはホウキでまず取り除いてしまいます。
そのあとに、網戸のメッシュのそうじと同じように掃除機使ってしまうのが汚れを取り除きやすいでしょう!
ノズルは先の細いタイプを使うのがよいです。
最後は水で細かく残った汚れをゆっくりと流し、雑巾を使って水分を拭き取ってあげましょう。
フレーム
最後はフレームの汚れの落とし方です。
理想は水で流しながらブラッシングするのがいいでしょう。
なぜ水かというと、土汚れを落としやすいだけでなく、海風から受ける塩も流しやすいからです。
使うブラシは、できれば傷のつきにくい、毛の細く柔らかい車用のブラシを使うと網戸を痛めずにそうじできてよいです。
作業内容的に水で洗い流すときは、サッシは取り外しましょう。
このとき、とくに洗剤を使わなくても問題ありません。
水だけで十分に汚れは簡単に落ちるでしょう。
もし洗剤を使いたいなら中性洗剤を使います。
中性洗剤はご家庭にひとつくらいはありますね。
もしくは近所のドラッグストアで手軽に手に入れられます。
洗剤を使う場合は十分に洗い流してください。
十分に洗い流さないと、わずかに残った洗剤の成分を網戸からくる風を通じて間接的に吸ってしまいます。
もし取り外せないときは、十分に濡らした雑巾で拭き取ってあげるだけでも効果があります。
網戸を上手に掃除する裏技
さて、ここからはプロならではの技をお伝えします。
キレイにしたい場合はシリコンスプレーを使ってコーティングする
汚れを落とした網戸に、シリコンを塗布してキレイに見せるという方法です。
そうじの方法ではありませんが、最後の仕上げとしてシリコンを使いメッシュをコーティングをしてあげると綺麗に仕上がります。
おすすめは、こちら。
シリコンスプレーとして使いやすく、手に入れやすいです。
また、シリコンはメッシュを綺麗に見せる仕上げ以外にも、網戸の戸車の滑りをよくするのにも使えたりします。
こちらの動画を参考にさせていただきました。
網戸を外さないで掃除したい場合は掃除機
網戸は取り外した方が、綺麗にそうじしやすいのですが、
「ちょっとめんどくさいな…」
「取り外す?そんな時間ない…」
ということがありますね。笑
本格的にそうじしたいときは取り外し、お手軽にそうじしたいときは掃除機だけで済ますのも良いでしょう。
また、マンションの高層階など網戸の取り外しが安全面からできないこともあります。
こういった場合は、水で洗い流すことはもちろん、ブラシをかけてほこりを下に落とすことも難しいですね。
無理なそうじはせず、部屋から掃除機を軽くあてがって汚れを吸ってあげるだけでもよいです。
まずは安全とまわりへの配慮が第一優先ですね。
ケルヒャーの高圧洗浄は便利
お持ちの方は少ないかもしれませんが、ケルヒャーを使うと汚れ落ちがよく、とてもきれいに仕上がるでしょう。
ただケルヒャーでの網戸のそうじには注意点があります。
水がお部屋に侵入しないようにするのはもちろんなのですが、痛んでいる網戸はケルヒャーの水圧で破れてしまうことがあります。
その点だけ気をつけてくださいね。
網戸はどのくらいで掃除すると良いのか?
以上、網戸のそうじの仕方についてでした。
最後に、どのくらいの頻度で網戸のそうじをすればよいのか?という疑問にお答えします!
網戸はこまめに掃除していただくのに越したことはないのですが、家のそうじの中での優先度は低いでしょう。
- 春夏の暑くなる前、網戸のオンシーズンに向けて一回
- 秋、網戸のシーズン後の使い終わった汚れを一回
の計2回もすれば十分です!
すくなくとも網戸のオンシーズン前に、年に一回のそうじはやりましょう!