- フィラリア予防として猫の蚊の対策をしている!
- 虫コナーズを網戸に貼っているけど猫によくないのでは?
- 猫を虫から守るには?
こんにちは、とりまるです!
猫がフィラリアにかからないように虫コナーズのような虫除けを利用されていることも多いでしょう。貼るタイプ、玄関用、スプレーなどいろいろとありますね。気になるのが使われている薬剤が猫にとって害があるのか?専門家ではないのですが、猫を飼っている身として気になり調べてみました。
また、できれば虫除けを使わずに蚊の対策をされたい方に向けて、虫除け以外の虫対策についてお話をします!
- フィラリア症ってなに?
- 虫コナーズのような虫除けは猫がいても大丈夫?
- 虫除け以外の猫の虫対策
コンテンツ
フィラリア症とは?
フィラリアとは寄生虫のことで、肺や血管に寄生して症状を発症させます。犬だけと思われがちなフィラリア症は、蚊を媒介してかかる病気で猫もかかるといわれています。
猫の場合は犬と症状が違い、「肺の病気」といわれるような咳や苦しそうな呼吸、また食欲不振や体重減少が多くみられます。しかし、症状はさまざまで猫の場合は症状が現れた時にはすでに危ない状態になっていることもあるそうです。
良い治療法が確立されていないので、初めからかからないように予防することが大事で、一番の対策としては蚊に刺されても大丈夫なように予防薬をしてあげることだといわれています。
外部からの蚊の侵入を完全にブロックするのは難しいですが、できる対策として虫コナーズのような虫除けをつかわれる方も多いでしょう。
虫コナーズは猫がいても大丈夫?
そこで心配になってくるのが、「虫コナーズのような虫除けを使っても、使われている薬剤が猫に影響はないのか?」という点です。
虫コナーズのような虫除けにはピレスロイドという薬剤が使われています。このピレスロイドが猫に悪影響を与えないかというのが懸念点になると思います。
ピレスロイドは基本的に問題なし
結論からいうと、ピレスロイド系の薬剤は基本的には問題はないようです。
ピレスロイドという成分は体に入っても速やかに分解され短時間で体外に排出される安全性が高い成分といわれています。
・ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。また、哺乳類・鳥類など恒温動物の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されてしまいます。
・動物の体内だけでなく自然界においても、光、空気、熱に触れると他の殺虫剤よりも分解しやすい性質があります。つまり、必要な時に必要な場所で効力を発揮して、その役目が終われば、すぐに分解されて消えていくという環境にも優しい殺虫剤です。
ピレスロイド系薬剤で知っておいた方がよいこと
知っておいたほうが良い知識として、ピレスロイド系の薬剤は安全性が高いとはいわれていますが、浴びる量が多すぎたりアレルギーがあれば反応がでてしまう猫ちゃんもいるということです。
下記の獣医師さんの記事も参考にしてみてください。
ピレスロイド系薬剤は
蚊取り線香
殺虫剤
タンス・クローゼット
ノミ・ダニ・蚊よけ首輪
など身近な様々なものに含まれています。基本哺乳類に無害とされていますが、暴露する量の問題やアレルギー反応によって、わんちゃん、ねこちゃんは具合悪くなることがあります。
使用する際は要注意です。
換気しっかりする
体につけない
動物が触れない場所にしまう
また、猫が誤って舐めたり食べたりすることで中毒症状を起こしてしまうこともあるようなので、万が一の時のために対処法を知っておきましょう。
参考サイト:猫に殺虫剤、駆虫剤は危険!ピレスリン・ピレスロイド中毒の怖さとは?!獣医師が解説!
過度に心配をする必要はないと思いますが、最終的には飼い主さんが虫除けの使い方や使う環境をしっかりと理解することが大事だと思います。
ユスリカはフィラリア感染に関係ない⁉︎
そもそもですが、種類によっては蚊よけとして虫除けの効果がない場合があります。
虫コナーズやアースの虫よけネットといったベランダに吊るしたり、網戸や戸に貼り付けるタイプの虫除けなど、一見全ての蚊に効果がありそうですが、いろいろと検索し製品の適用害虫をよくよくみてみると、ユスリカ、チョウバエが対象であることが多いです。
ユスリカは血を吸わないそうなので、フィラリア感染には関係がないとも言われています。詳細は以下のページを参考にしてみてください。
猫のフィラリア予防をするなら、病院へまずは相談するのがよさそうです。
蚊に効果のある虫除けは
ペットにも使えて蚊除けの効果のあるのは、キンチョーだと『キンチョーリキッド』虫除けはフマキラーから出ている『ベープシリーズ』やアース製薬から出ている『ノーマットシリーズ』がよさそうな感じでした。適用害虫が蚊であることや、ペットの使用にも問題がないということです。
ピレスロイド以外の薬剤が使われているものもありますが、いずれもペットのいる家の部屋でのしようが大丈夫とうたわれたものです。質問コーナーの引用も載せておきます。
それぞれの製薬会社のサイトは、トップから入ると適用害虫ごとにどの製品がよいのか誘導してくれるので分かりやすいですよ。
KINCHO水性キンチョウリキッド
引用サイト:KINCHO
フマキラーどこでもベープ
引用サイト:フマキラー
アースノーマット
引用サイト:アース製薬
虫コナーズ以外の網戸の猫への虫対策
「ピレスロイド系の薬剤は問題ないとはいえ、やっぱり虫除けを猫に使うのは心配…!」という方もいませんか?
虫除け以外の猫の蚊の対策としては、網戸を併用されていることがほとんどでしょう。でも網戸をしているのに虫が入ってくると感じたことはありませんか?虫の侵入を気にして窓ガラスを締め切るわけにもいかないでしょう。ポイントは網目の大きさです。
対策としては、小さい虫も侵入しないくらい網戸メッシュを細かいものに変えることです。
普通の網戸はじつは虫が侵入する
網戸をしているから虫が入ってこないかというと、じつは小さな虫は侵入してきます。一般的に網戸は18メッシュと呼ばれる網目の大きさで、1辺が1.15mmほどの網戸が採用されていることが多いです。
フィラリアを媒介するといわれる蚊は、アカイエカ、コダカアカイエカ、シナハマダラカ、ヒトスジシマカといわれています。どの蚊も2mm〜5mmくらいの大きさになるでしょう。
※日本でフィラリアを媒介する16種類の蚊:アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、カラツイエカ、ネッタイイエカ、ヨツボシイエカ、トウゴウヤブカ、ヒトスジシマカ、キンイロヤブカ、ネッタイシマカ、ホッコクヤブカ、アカンヤブカ、チシマヤブカ、カラフトヤブカ、シナハマダラカ、アシマダラヌマカ
通常の網戸でもだいたいの蚊は侵入してこない網目の大きさではあるのですが、より細かい網目だと虫がアミの中を通りづらくなるので少しは安心できるでしょう。
おすすめの網戸は以下の2つです。
- 快適ネット
- 猫マール32
快適ネット
まずお勧めしたいのは、快適ネットです。
33メッシュという、通常の倍近い細かさの網目が採用された網戸ネットです。一番の売りは、小さな虫の侵入も許さない細かさもあるのですが、視認性の良さというのも大きなメリットです。
一瞬網戸があるのが分からないくらいの視認性です。また網戸としての風通しもしっかりと確保されています。また猫の爪が入らないくらいの細かい網目なので、引っ掻いてイタズラしづらい網戸でもあります。
おすすめしておいてなんですが、デメリットは猫ちゃんが網戸を破くことを覚えてしまったら、耐える強度がないことです。
くわしくはこちらに書いてあります。
猫マール32
次におすすめなのは猫マール32です。
名前から想像つくように、猫マールは猫や犬といったペット向けに作られた網戸メッシュです。特徴は、快適ネットとほぼ変わらない32メッシュの網目が採用されていること、そしてステンレスで作られていることです。
どんな屈強な⁉︎猫ちゃんでも破くことはできません。笑
ステンレスの網目なので、快適ネットほどの視認性はありませんが、ちゃんと視界を確保してくれます。
デメリットは高価であることと、張り替えを自分ですることができないことです。
どうぞこちらもお読みください。
まとめ
最後にまとめです。
- ピレスロイド系の薬剤は基本的に猫に問題なし
- でも使い方や使用環境に注意が必要
- 猫のフィラリア予防はまずは病院へ行くのがよさそう
- 虫除けの薬剤が心配なら網戸を変えて蚊の侵入を防ぐという手もある
- おすすめは『快適ネット』と『猫マール32』
以上となります。
今回の記事がみなさまのお役に立てたら幸いです。それでは最後までお読みいただきありがとうございました!