猫を飼われている方によくあるお悩みが、
「網戸を猫に引っかかれて破かれる」
というものです。
猫に破かれないようにペット用網戸に交換したけれど、
「破かれはしなくなったけど、猫がよじ登ってしまう」
「ペット用網戸であっても、小さな虫の侵入は防いで欲しい」
と思われることもあるでしょう。
ペット用の網戸であっても、風通しや虫の侵入防止という網戸本来の機能は果たして欲しいところ。
そんな人におすすめなのが猫マール32です。
猫マール32は、風通しと虫の侵入を防ぐ網戸としての本来の機能を持ちつつ、かつ猫に網を破かれず、よじ登られずらい網戸。
fa-lightbulb-o猫マールのお勧めポイント
こんな方にお勧め! |
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猫マール32の特徴 |
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張り替えるメリット |
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コンテンツ
猫マールを選ぶ前に知っておくべき猫用網戸の選び方
猫用網戸の選び方のポイントは2つ。 網の素材と網目の細かさです。 猫対策となる網戸は、網の素材が猫に破かれない丈夫なものか、網の目が猫の爪が引っ掛かりにくい細かさであるかで決まります。 猫が網戸を破いてしまうそもそもの原因を知った上で、網の素材と網目の細かさの2つの面から網戸を選びましょう。 そもそも猫は網戸を破きたくて破いているのでしょうか? 網戸を破いてしまう理由をみていきます。 外に出たい猫にとって網戸は単なる障害物にしか感じられないでしょう。 外へ出たくて網戸をどけようと、登ったり引っ掻いたりと試行錯誤する過程で網戸を破いてしまいます。 猫の中には、網戸が破れたことにクセを覚えて、何度も破いてしまう子もいます。 とりまるラボでも、網戸の納品へお伺いしたお客様の元に飼い猫がいまして、納品前の網戸に乗っかってしまい、網戸が破かれてしまったという苦い思い出があります。(笑) また猫は高いところが大好きですよね? 単純に網戸を使うと高い場所へ登って遊ぶことができたり、網戸に止まっている虫を捕まえようとしてよじ登ったりします。 網戸を登りながら破いてしまうんですね。 爪研ぎを別途に用意してあげても、関係なく網戸で爪を研いでしまう猫もいます。 一度縄張り意識のようなものを持ってしまうと、飼い主がいくらマメに爪を切ってあげても、「ここは自分の場所!」と爪を研ぎ始めてしまいます。 網戸で、爪を研ぐか研がないかは猫の性格による部分が大きく、網戸をまったく引っかかない猫もいれば、網戸全部を引っ掻く猫もいたり、網戸の一部だけを引っ掻く猫もいます。 以上3つの理由から猫が網戸を引っ掻いたり破いてしまうのは仕方のないことではあります。 なので、引っ掻いたり破こうとしたりしても大丈夫なように、破れない素材や、爪の引っかからない細かな網目の網戸を選ぶ必要があります。 破かれ対策としてまず大事なのは網の素材選びです。 網戸の素材として一般的に使われるのはポリプロピレンですが、強度は弱く猫に破かれてしまうでしょう。 私の知っているお客様で、納品後に猫に網戸を破かれた最短記録が1日という方もいらっしゃいました。(笑) 破かれない対策としての素材は、グラスファイバーか、ステンレスの網を使用しないと猫に破かれてしまうでしょう。 中でもステンレスは他の樹脂製の網と比べ、最高の強度を持っています。 次に猫用網戸を選ぶ上で、見ていただきたいポイントが網目の細かさ。 猫の爪が引っかかりづらいことです。 猫が網を引っ掻いて破いたり、よじ登ってしまうのは、爪が網目に入ってしまうからなので、網目の細かさは単純に網目に猫の爪が入らないくらいの細かさのものであればOKです。 32メッシュくらいの網の細かさが良いでしょう。 32メッシュとは、1インチ(25.4mm)の中に32個の網目があることを表しています。 一般的な網戸は18メッシュであることが多く、約2倍の細かさとなります。 猫の爪が入らないからと、32メッシュより細かい網目を選ぶと、今度は風通しが悪くなります。 猫が外へ出たがって網を破いてしまう場合は、網を交換する以外にも、ペット用の出入り口を取り付けてあげる方法もあります。 外と中を自由に行き来できると、網戸を引っ掻くことも少なくなるでしょう。 反対に網戸の開け方を覚えて、自分で開けてしまう猫もいます。 網戸には施錠するための鍵がついてないことがほとんどだと思いますが、猫が勝手に外に出てしまっては困る時には、網戸に貼り付けるだけの網戸ストッパーを取り付けるのも良いでしょう。 この網戸ストッパーは小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。 取り付けられない網戸もあるので購入時は気をつけてくださいね。 猫はなぜ網戸を破いてしまうのか?を知っておく
外に出たくて破く
面白くてクセになって破いちゃう
本能的に爪を研ぎたくなる
猫対策となる網戸の素材
猫対策となる網戸の網目サイズ
網交換以外の猫対策
猫マール32の概要
猫対策となる網戸は、素材の強度と網の細かさが大事だとお分かりになりましたでしょうか。
それでは、猫マール32ってどんな商品なのか?
詳細をみていきましょう。
製品仕様
材質 | ステンレスSUS304 |
線径 | Φ0.18mm |
メッシュ | 32メッシュ 開き目(mm)=約0.61mm |
開口率 | 60.0% |
ラインナップ |
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とこのような仕様になっていますが、注目していただきたいのはステンレスであることと、32メッシュの網目であることです。
素材に関して
猫マール32はSUS304(サスさんまるよん)と呼ばれるステンレスが使われています。
ステンレスは同じような意味でステンレス鋼とも呼ばれ、日常的に私たちの生活に役立てられています。
スプーンやフォークから想像しやすいと思いますが、ステンレスは錆びに強いため、水回りの製品に使われることが多い金属です。
普通金属は、水や空気に触れるとすぐに腐食していく錆に弱い性質を持ちますが、溶かした鉄にクロムやニッケルなどの錆に強い金属を混ぜることで錆びにくい合金鋼(ごうきんこう)になります。
ステンレスは混ぜられる金属の種類や量によって特徴や性質が変わり、その種類はなんと200種類以上にも及びます。
その中でもSUS304は最もよく使用されており、世界中で使われているステンレスの約7割がSUS304の種類だったりします。
SUS304の特徴としてはクロムとニッケルが含まれるオーステナイト系のステンレスで錆に強く、腐食しづらい優れた素材です。
ステンレスなので一般的なポリプロピレンの網戸に比べたら充分過ぎる強度があります。
網戸の素材ではステンレスが強度最強!
猫はもちろん、道具を使わないと人の力でもステンレスの網戸が破けることはありません。
網目の大きさに関して
猫マールの網目の大きさは、爪が引っ掛かりにくく、かつ小さな虫も通さない32メッシュを採用。
メッシュ数 | 網の間隔 |
18 | 1.15mm |
24 | 0.84mm |
32 | 0.61mm |
32メッシュの0.61mmの網目なら、大きさが1〜2mmくらいのコバエなどの夏の小さな虫も侵入できない細かさです。
蚊・ハエの大きさ(囲い枠)
アカイエカ 5.5mm、ヒトスジシマカ(藪蚊)4.5mm、チカイエカ 5.5mm
ショウジョウバエ 2mm、ノミバエ 2mm、キノコバエ 2mm、チョウバエ 5mm
猫用網戸『猫マール32』の特徴
猫マールの特徴は、ステンレス素材であることと、32メッシュであることです。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
ステンレスの網戸
多くのペット用網戸には樹脂が使われており、その他の素材としてはグラスファイバーが使われています。
猫マール32は、一般的なポリプロピレンでなく、より頑丈なステンレスが使われているので、猫に引っかかれても破かれないという特徴がまず挙げられます。
猫マール32はステンレスを使用することで劣化も遅く、錆びにくいのはもちろん、破かれない丈夫な網戸は網の線が太くなりがちですが、通常0.2〜0.3mmある銭の太さが0.18mmと細く汚れがつきにくく手入れがしやすいというメリットがあります。
下の表は、ホームセンターやインターネットで網戸ネットを購入する時のおおよその価格と張り替え後の耐用年数です。
商品名(サイズ1m×2m) | およその価格 | 張り替え後の耐用年数 |
猫マール32 | 5000〜7000円くらい | 張り替えほとんど必要なし |
一般的なポリプロピレン網戸 | 500円くらい〜 | 5〜10年 |
ステンレス素材は安価なポリプロピレンに比べると、とても高価ではありますが、『一度施工した後は張替えがほとんど必要ない』とメーカー自身が言っているほど、長持ちし張り替えの頻度が少なく、長い目で見るとコストパフォーマンスの良い商品といえます。
ステンレス素材である猫マール32なら、猫が網戸の虫を捕まえようと網に飛びついても、爪が滑って引っ掛かりにくいです。
32メッシュは風通しがよく、防虫効果もある
猫マール32は32メッシュのみのサイズ展開となります。
猫マールを発売する信和ワイヤークロスさんからは、SUS304のステンレスを使用したより細かなメッシュのステンレス金網も発売されていますが、これらはあくまで金網としての販売です。
一般のご家庭で網戸として使うなら、風通し、防虫の面からみても猫用として作られた猫マール32を選びましょう。
とりまるラボでは、猫マール32以外で、猫用の網戸を選ぶ時は24メッシュ以上をお勧めしています。
理由としては、24メッシュ以上なら、猫の爪が網目の奥まで入りづらく、かつ虫の侵入も少ないでしょう。
猫用網戸『猫マール32』で知っておいて欲しいこと
猫マール32はとりまるラボおすすめの網戸ではありますが、
猫マール32の特徴が、お客様によっては合わないかもというポイントもお伝えします。
光の反射によって視認性が下がる
ステンレスの素材というのもあり光の反射がしやすく、高級感はありますが、外を見る際の視認性に多少の影響があるかもしれません。
見方を変えれば、外から中を見づらくもなるので、プライバシー保護の効果というプラス面で捉えることもできます。
できればホームセンターなどで現物を見て、視認性を確認していただきたいところです。
ステンレスの硬さが裏目に出る
網戸に何かをぶつけてしまったり、猫が暴れて体当たりした時に凹みができてしまうと、ステンレスの強度ゆえに凹み跡が戻らず、凹み跡が気になってしまうかもしれません。
個人での張り替えはかなり難しい、むしろ危ない
こちらに猫マール32の張り替えの仕方が丁寧に紹介されています。
この動画のように張り替えするのは、一般の方には難しいかなという印象です。(決して動画の批判ではないです。)
広い作業スペース、しっかりとした作業台、専用の道具など条件が揃った上でなら、張り替えは可能でしょうが、一般のご家庭でこの条件が揃っているところはほぼないでしょう。
普通のご家庭で張り替え作業を行ったとしても、プロのようにカットは上手くいかず、切り損ねたステンレスの硬いヒゲで怪我をしたり、仕上がりも綺麗にはできません。
猫マールは耐用年数の長い商品であるからこそ、張り替えはプロにお願いしましょう。
猫用網戸『猫マール32』のおさらい
以上、猫対策用の網戸として、とりまるラボでおすすめしてる猫マール32についてでした。
今回のをおさらいしてみましょう。
- 猫用網戸は素材と網目の細かさが大事
- 素材はステンレスがベスト。グラスファイバーも良い
- 網目は32メッシュより細かいもの。最低でも24メッシュ以上
- 素材はステンレス。汚れづらく、傷みづらい。
- 32メッシュを採用。猫の爪・小さな虫は通さないが風は通す
- 価格は高いが、一度施工した後は張替えがほとんど必要ない
- 長期的に見るとコスパの良い商品
- ステンレスで光の反射による視認性の低下は、プライバシーの保護にもつながる
- ステンレス素材であるがゆえに、凹み跡が残りやすい
- 張り替えを個人で行うのは極めて困難
猫マール32は、他のブログでもよくレビューされるくらいみんなに選ばれる商品。
ペット用網戸でどれが良いのか迷ったら、猫マール32を検討してみましょう!